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ビデオ撮影体験記

[ 大嶋利佳のエッセイ ]

 3月13日、ビデオ撮影に参加しました。ビデオはプレジデント社刊、「売れる営業・売れない営業」。私が脚本と監修を担当させていただいたものです。

「撮影の日は徹夜」と言われてはいたのですが、その通り、始まったのが朝10時、終わりが翌朝6時というとんでもないスケジュールで、映像のお仕事の大変さがよく分かりました。

 ビデオ内容は、新人、若手の営業担当者向けに「気づかないうちに顧客を不快にさせている立ち居振る舞いや言葉遣い、話し方のあれこれ」を示したものです。営業マン役の俳優さんに、いい例、悪い例を対比的に演じてもらったのですが「ぞんざいな口をきいて、親しいつもりになっている営業マン」、「自分のことばかり話してしまう営業マン」などには、撮影スタッフの人たちから「いる、いる!こういう人!」と苦笑交じりの声があがっていました。

 私にとっては、こうした撮影はなにしろ初めてのことですので、いろいろと驚くことや面白いことがあったのですが、一番感心したのが、営業マン役の若い俳優さん、女優さんの礼儀正しさでした。初対面の挨拶はもちろん、撮影開始時にセットに入る際には、周囲のスタッフに「よろしくお願いします」と一礼し、私の細かい注文にも「はい!」と明るく答えてくれ、度重なる取り直しにも一生懸命取り組み、その態度を朝から翌朝まで保っているわけです。それに加えて、自分がNGを出せば、共演者、スタッフみんなに迷惑をかけるプレッシャーとも戦っているわけですから、つくづく大変なお仕事です。

 ちょっと眠いとかお腹がすいたとかですぐ不機嫌になってしまう私としてはおおいに反省させられました。また、スタッフの方たちも、明け方になっても、始まったときと同じような態度で、平然と働いています。夜中までかかるのが当然の世界とは言え、めったに徹夜をしない(できない)私には、このパワーも驚きでした。

 しかし、普段でしたら12時前には寝てしまう私も、自分の出番もあったこともあり、このときばかりはハイテンションで撮影終了まで一度も眠くなりませんでした。この根性を思い出せば、私もまだまだ頑張れるかも(?)。

 ビデオは、4月11日から発売予定です。営業マンだけでなく若手社会人の皆様にご覧いただければと願っております。

[ 筆者:大嶋利佳 ]
[ 2005.3.20号 第9号掲載 ]

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