[ 英語ボキャビル大作戦 ]
なるほど、こういう言い方するもんなんだ、と思わずうなってしまうときがあります。まさに、この言葉はそういう言葉です。ものごとを理解する、分かってしまうということを表現する言い方はたくさんあります。しかし、これまで出会ったことがない、しゃれた言い回しだと思い、ピックアップしました。
“dimension” という言葉は、「次元」という意味です。私たちは、「3次元」の世界に住んでいて、知覚できるのは「3次元」だけです。それが、ものごとのすべての「次元」が瞬時に分かるっていうから、すごいですね。超人的な頭の回転のなんでしょう。
こんな粋な表現をする人は誰かと思えば、TIME誌のエッセイストでもあり、美文家としても有名なLance Morrow氏でした。
この記事は、TIME誌の名物編集長だったHenry Anatole Grunwaldを追悼するためのものでした。わざわざそのための追悼記事が出されることからも大物だったわけですが、この言葉からも、ものすごい切れ者ぶりがうかがいしれます。引用元は以下です。
“What I loved about Henry(Anatole Grunwald) was his intelligence, his immediate grasp of all dimensions of the subject,” says Lance Morrow, a writer Grunwald cultivated at TIME.
「ヘンリーのすごいところは、問題について瞬時に(あらゆる次元から)本質を理解してしまう回転の速さにつきるね」と、グランバルトがTIMEで育てたライター、ランス・モロー氏は語る。(訳:大嶋友秀)
(TO OUR READERS, Our Explorer of the New World, Henry Anatole Grunwald 1922-2005 by Norman Pearlstine, Editor-in-Chief, p4, TIME, MARCH 7, 2005)




