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ぼんやりとする-go elsewhere in one’s mind

[ 英語ボキャビル大作戦 ]

 人前で話をして、聴衆を飽きさせないで聞かせるのは大変なことです。時間が長くなればなるほど、むずかしくなります。どんなに興味があっても、単調であれば、ぼんやりとしてしまいます。これを聞いている側の集中力がないからだ、というのは言い訳でしかないでしょう。

 私も、いろいろな研修会や講演で登壇するときに、いつも受講者の人たちがぼんやりしないようにと注意を払い努力をしています。だから、結果がどうあれ、研修が終わった後は、ぐったりとしてしまいます。

 さて、その「ぼんやりする」という言葉にぴったりの英語を見つけました。それは、“go elsewhere in one’s mind”「心の中でどこかに行ってしまう」というものです。なんだか幽体離脱を連想させます。まさに、聴衆をぼんやりさせないためにどうするか、というテーマの話の中にありました。引用を見てみましょう。

“For today’s audience, attention spans are becoming shorter,” says *McArthur. “Unless our messages are stimulating, our audiences will go elsewhere in their mind and we won’t reach them. Vocal variety is one element that makes a speech interesting.”

『最近の聴衆は集中できる時間がずっと短くなっています。話している内容が刺激的でなければ、聴衆はぼんやりしてしまい、再び関心をもたせることができないのです。(それを避けるために)声を豊かにすることが、話を面白くする要素になります』(訳:大嶋友秀)
*1994年にトーストマスターズインターナショナルの世界大会で優勝をしたモーガン・マッカーサー氏のことです。
(”The Colorful Voice”, p24, THE TOASTMASTER, Dec.2005)

 考えてみれば、私たちの環境は刺激に満ちています。インターネットがあります。ケーブルTVや衛生テレビなどの多チャンネルのテレビがあります。ものすごくリアルなゲームがあり、ビデオ、DVDが山のようにあります。そんな刺激に慣らされているわけですから、人前で話をする場合には、よほど覚悟して行なわないと、”Everyone goes elsewhere in his mind.” になってしまうでしょう。さあ、覚悟を決めるか、それとも、あなたがさっさと、”go elsewhere”しちゃいますか?(了)

[ 筆者:大嶋友秀 ]
[ 2006.2.20号 第20号掲載 ]

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